太陽光発電によるエネルギー自給

「環境に優しいエネルギー」として、太陽光発電風力発電など、いわゆる「新エネルギー」と呼ばれる自然を有効に利用したエネルギーが注目されています。確かに、環境を配慮したエネルギーは大切なのですが、それと同じくらい重要なのが、エネルギー源の確保の問題なのです。

従来のエネルギーである、石油や石炭は、いつかなくなってしまう「枯渇燃料」です。それに対して、太陽光や風力をもちいた発電ならば、なくなってしまうということはないでしょう。特に太陽光の場合、地域的な制限をさほど受けなくてすみます。日本の場合、日照時間の点で制限されることは全国的にみても、まずないといわれています。

そもそも日本においては、従来のエネルギー源である、石油や天然ガス、石炭そのものが十分ではないのです。世界のエネルギー自給率を考えたとき、たとえば、イギリスは102パーセント、カナダは145パーセントです。逸れに対してイタリアは15パーセント、フランスは9パーセント、ドイツは25パーセントです。日本は?

なんと、4パーセントなのです。イギリスは1960年代に北海油田が発見され、石油と天然ガスを豊富に保有しているのです。また、カナダは、石炭、天然ガス、ウランが豊富です。エネルギーの輸出国なのです。

日本にとって、安定したエネルギー源を確保するためには、燦燦と降り注ぐ太陽の恩恵を存分に活用した、太陽光発電によって、エネルギーの自給率を高めることが大切なのです。